目次
インターネット広告とは
インターネット広告のメリット / デメリット
メリットとデメリット
メリット
デメリット
そんなデメリットをインターネット広告代理店で解決!
今のインターネット広告代理店の課題チェック
良い広告代理店を見極める10個のチェックポイント
インターネット広告運用の料金形態のメリットとデメリット
まとめ
インターネット広告とは
インターネット広告とは、インターネット上のWEBサイトや検索エンジン、スマートフォンのアプリなどに掲載される広告で、WEB広告、デジタル広告、オンライン広告とも呼ばれます。
株式会社電通が2022年2月に発表した「2021年 日本の広告費」によると、前年2021年のインターネット広告費は継続して高い成長率を保ち、2兆7,052億円(前年比121.4%)に達し、マスコミ四媒体広告費の総計2兆4,538億円を初めて上回るという結果になりました。
今後も、インターネット広告媒体費は継続して伸長していくことが予測されています。
このように、インターネット市場の需要は年々増しており、インターネット広告を使ってリード獲得をしていく企業は今後もどんどん増えていくことでしょう。
インターネット広告のメリット / デメリット
メリットとデメリット
今、需要も大きくなっているインターネット広告ですが、メリットだけではなくデメリットもありますので、確認していきましょう。
メリット
〇低予算で始められる
数十万円から数百万円、規模の大きいものになると数千万円単位の高額な費用がかかる不特定多数に一気に訴求ができるテレビCMや新聞広告、雑誌広告などのマス広告に比べて、インターネット広告は、かなり低予算でスタートできることが大きな特徴です。インターネット広告は、広告がクリックされた回数や表示回数、サービス・製品の契約や購入に至った場合に少額の費用が発生するような課金方式になっています。
事前に予算を決めて設定をしておくことによって、その予算を大きく超えて広告が配信されることはありません。
そのため、予算や状況に合わせて、無駄のない広告配信をすることが可能です。
〇ターゲットを絞って狙ったユーザーへ配信できる
先述したように、不特定多数に配信ができるマス広告とは違い、インターネット広告はターゲットを絞り込んでピンポイントに広告を配信することができます。ユーザーのインターネット上での興味関心、検索・閲覧履歴や年齢、性別、住まいなどのデータから細かいターゲティングをすることができるため、自社のサービスや製品に最適なターゲットへの広告配信が可能になります。ターゲットを絞り込むことによって、広告配信ができるユーザーが減ってしまうと感じる方もいるかもしれませんが、不特定多数のユーザーに広告配信をしても、自社のサービスや製品に興味関心がない層からのアクションはほぼないと言っていいでしょう。成果に繋がらないユーザーに広告を配信しても全く意味がないのです。
ターゲットを絞り込むことは、成果に繋がりやすい、より確度の高いユーザーに直接訴求できるということになります。
〇広告の効果の測定、分析、改善がしやすい
効果測定やデータ分析が難しかったマス広告とは異なり、広告を見たユーザーの反応をリアルタイムで数値化でき、集まったデータをもとに広告が効果的だったのかどうかを判断することができます。
・広告閲覧数
・クリック数
・コンバージョン(購入や問い合わせなど、広告へのアクション)数
こういった数値を明確に確認できるのでこのデータをもとに広告の分析、改善までのPDCAサイクルを回しやすくなるのも大きなメリットです。
〇広告の最適化をしてくれる
学習機能がついている広告媒体があるため、自動で効果測定やデータ分析をし広告の最適化案を提案してくれます。
この最適化案を参考に、ターゲティングや広告の配信設定を改善することによってインターネット広告の費用対効果の向上が見込まれます。
〇広告の配信停止、変更が容易
一度広告の掲載をすると変更や停止が難しいマス広告に比べ、インターネット広告は広告配信後に、ユーザーからの反応を見て広告文の変更、クリエイティブの差し替え、ターゲティングの変更や広告配信の停止を簡単に行うことができます。
デメリット
〇広告運用の知識が必要
インターネット広告は、データ収集は自動でできますが、そこからどのような改善をしていくのか、広告を停止するかどうかなどの判断が必要になってきます。
広告運用に対して十分な知識がないと広告の運用の最適化に時間がかかってしまったり、成果が出ないといった結果になりかねません。
〇広告媒体毎に広告掲載ポリシーで制限される商材がある
インターネットの広告媒体毎に、広告掲載ポリシーによって制限されるサービスや製品があります。
インターネット広告の配信を決める前に事前に広告掲載ポリシーを確認しておきましょう。
〇新しいサービスが出たり、変化のスピードが早い
年々需要が増えてきているインターネット広告では、新しいサービスや広告手法の変化が多くあります。
変化に合わせて対応し続けることによって、良い成果に繋がりますので変化に常に対応できるような体制をとっておくことが必要です。
そんなデメリットをインターネット広告代理店で解決!
先述したようなデメリットを解決できるのが、「インターネット広告代理店」になります。
インターネット広告代理店は、広告配信をしたい企業の課題や要望をヒアリングして、その要望に合わせた企画立案から広告運用までをサポートしてくれます。
広告運用についての知識がある人に運用を任せられるので、広告運用についての知識がなくても安心して運用を任せることができます。
いざ、運用を任せたいと決めても、数あるインターネット広告代理店の中からどのような基準で広告代理店を選べばいいのかわからなかったり、すでに広告代理店に運用をお願いしているけれど成果が上がらない、不満や課題が多くある場合、良い広告代理店を見極めるにはどうすればいいのでしょうか。
まずは今、インターネット広告代理店に運用をお願いしている場合どういった課題があるのか確認していきましょう。
今のインターネット広告代理店の課題チェック
今のインターネット広告代理店に当てはまる課題がいくつあるのかチェックしましょう。
〇運用体制
・担当者がコロコロ変わる
・予算の都合でやりたいことを断られてしまった
・何が正解かわからないため、数値が全て相手任せになっている
〇サービスの質
・レポートが不十分(又はない)なため運用結果がよくわからない
・担当者のレベルが低い
・運営の対応スピードが遅い
・結果に対しての改善アクションがない
〇料金
・最低運用手数料が高い
・何もしてくれないのに運用費が高い
〇広告周辺提案
・マーケティング全体を見た提案をしてくれない
・WEBページの改善提案をしてくれない
・独自の価値が伝わらず、競合と同じような訴求ばかりになってしまう
〇結果
・ほとんど利益が残らない
・コンバージョン※の質が悪い
・なかなかコンバージョンが上がらない
(※コンバージョン:ユーザーがこちらの目標としているアクションを起こしてくれた状態のこと)
いくつ該当しましたか?
この中の1つでも該当する項目がある場合は広告代理店を見直す価値があります。
良い広告代理店を見極める10個のチェックポイント
良いインターネット広告代理店を見極めるには何に気をつければ良いのでしょうか。
ここでは10個のポイントとしてご紹介します。
①WEBサイトの改善の提案をしてくれる
・WEB改善するためのチェック基準を持っているか
WEBサイトは広告運用と密接に関わっています。
バケツに穴が空いていると水が溜まらないように、最終的な受け皿となるWEBサイトに穴が開いていると無駄な予算を使ってしまう結果に…。
そのため、広告運用の最終的な受け皿となるWEBサイトの改善は必須です。
運用担当者がWEBサイトの改善をできるか、社内にWEBサイト改善ガイドラインのようなチェックシートがあるかを確認しましょう。
②ナレッジが蓄積している
・広告運用のナレッジが蓄積されているか
インターネット広告は、バナーやコピーライティングに関するナレッジ、アイディアが蓄積されているかが重要になります。また、そのナレッジがただ蓄積されているかどうかではなく「どのようにして」蓄積しているのか。そのナレッジやアイディアは「みんなが使えるもの」なのか。が最も重要になってきます。ナレッジを蓄積しているかどうかで成果までのスピード感が大きく左右されるので、実績やナレッジの蓄積法など詳しく聞いておきましょう。
③レポーティングがしっかりしている
・誰が見てもわかるレポートなのか
・キャンペーン・広告セット毎にレポーティングされているか
レポートは双方が見て納得、理解できるものであるべきです。
レポートがしっかりしていない場合、どれだけ広告を回してもナレッジが溜まっていかず、途中でもし担当者が変わった際にまた0からのスタートになってしまう可能性があります。
打ち出しているキャンペーンや広告セット毎の細かなレポーティングをしているかも相談段階で見せてもらうのが良いでしょう。
④対応スピードが速い
・商談速度が早く、約束期限が守られているか
見極めが難しいポイントになりますが、インターネット広告はすぐに数字が出るものになるので、数字を見て結果がでないと分かった段階でどれだけ早く修正してくれるのかのスピード感がかなり大事になっています。
契約までの相談日程決めや、対応・見積書作成のスピード感で見極めましょう。
⑤担当者の能力に依存していない
・担当者1人に依存した運営体制になっていないか
基本的に担当者が1人つくのは普通です。1人だけのアイディアやデータの意思決定には限界、見落としがあります。
専門的な複数人でアイディアを出し、多くの手を打てるような体制であることが大事になります。上司のチェック頻度、外部パートナーの関わり方、勉強会などがどのように行われているのかチェックしましょう。
⑥サービスの価値をちゃんと理解してくれる
・サービスの価値をヒアリングしてくれるか
サービスを理解していない状態で広告運用をしても意味がありません。
インターネットでの集客は全員が同じラインに立つため、自社の強みや他社とのポジションが大切になります。きちんと自社のサービスの強みや他社との競争優位性に耳を傾け、ヒアリングをしてくれるか見極めましょう。
⑦対応媒体が豊富
・複数の媒体に対応しているか
対応媒体が豊富な場合、刺さるクリエイティブを横展開することが可能になるため、インターネット広告運用の幅が広がります。
様々な角度からアプローチができ、将来サービスを伸ばす際に有利になるので対応媒体数が複数あるかどうか、初めに確認しましょう。
⑧1人当たりの運用リソースをしっかりと分けている
・担当者1人あたり何社担当しているか
どのくらいの時間を自社にとってくれるのかでインターネット広告運用の戦略内容が大きく変わってきます。
1社あたりの運用予算が100万円くらいであれば、担当者1人あたりMAXでも7社程の担当ができ、最低月20時間は自社に時間をとってくれるためしっかりと運用してくれるでしょう。
最低予算が低い会社だと安くて良い会社と思われがちですが、実際には1人あたり20社以上担当し、1社1社に取り組めないことがあるので注意しましょう。
⑨ブランド管理体制
・ブランドのチェックフローがあり運用前に内容確認ができるか
ある程度のヒアリングをされた後、「あとは全てお任せください!」と言われるがままにインターネット広告代理店に一任していませんか?
一任した結果、ブランド毀損や炎上してしまうケースも少なくありません。
それを事前に回避するために完全に任せるのではなく、自社でもチェックは必須です。
打ち合わせの際に、やってほしくないこと・やりたくないことをきちんと伝えておくことも大事になります。
ブランド管理はどのようにしてますか?と聞いてみるのもいいでしょう。
⑩利益最大化の提案がある
・最も利益が高くなる段階のCPAを見つけてくれるか
インターネット広告は、基本的に広告予算をあげれば売上も上がる傾向にありますが、上手な広告運用をしている広告代理店は売上だけを見て運用することはありません。売上ではなく「利益最大化」のための適切なCPA※の落とし所を見つける提案があるかどうかが重要です。
広告代理店はなるべく広告費をかけて欲しいために、売上げ最大化のための案内をしているところが多くあります。
その中で「利益最大化」のために提案してくれる広告代理店は良い代理店と言えるでしょう。
まずは、CPAはどうやって決めていますか?と質問してみましょう。
(※CPA:1件の成果や顧客を獲得するためにかかる広告費用)
この10個のチェックポイントを検討して、良いインターネット広告代理店を見つけましょう。
ただし、このチェックポイントだけではなく「広告運用の料金形態」も気をつけるべきポイントです。
次に、広告運用の料金形態についてメリットとデメリットを交えて解説いたします。
インターネット広告運用の料金形態のメリットとデメリット
料金形態ごとのメリットデメリットと合わせてご説明していきます。
①料率型
広告費に応じて、手数料が決まる料金形態。
広告費の20%を手数料としている広告代理店が多いです。
・メリット:実際にかかった広告費のみ手数料が発生
・デメリット:広告費が高額になればなるほどかかる手数料は高くなる
②固定型
広告費に応じての手数料の変動はなく、常に固定の形態。
・メリット:高額な広告費でも、手数料は一定の金額で変わらない
・デメリット:広告費が少額の場合でも手数料は変わらないので、手数料が割高になる
③テーブル型
広告費に応じて手数料が変わる形態。
・メリット:手数料を広告費によってコントロールできる
・デメリット:広告費が少額になると、手数料が割高になる可能性がある
④成果報酬型
広告配信の成果によって手数料がきまる形態。
・メリット:費用対効果が明確になる
・デメリット:コンバージョンの目標達成が難しい商材ほど、手数料が高くなりやすい
まとめ
今回は、インターネット広告代理店の見極め方を10個のポイントにわけてご紹介しました。
インターネット広告代理店を選ぶ際に、手数料などの費用が安いところを選びたくなってしまいますが、そこだけではなく、自社の課題や要望に対して深く理解してくれて、しっかりと目標にコミットしてくれるか広告代理店なのかを重視することが大事です。
このインターネット広告代理店選定チェックポイントを活用し、自社と伴走してくれるインターネット広告代理店を選びましょう。
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エニバは実績ある領域特化の専門チームで商材に合わせたインターネット広告運用を行なっています。
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※対象業界に貴社のサービスが当てはまらない場合でも広告運用させていただくことは可能ですのでその他の業界を選択しお問い合わせください。
エニバ編集部
エニバ編集部は、実際に広告運用・WEBサイト制作に関わっているからこその視点でわかりやすい記事作成になるよう日々執筆しています!